こちら台東企画研究所の大塚です。
今回は「note」というWEBサービスをご紹介します。
有名なサービスなので既にご存じの方も多いと思いますが、記事、写真、イラスト、漫画、動画など、多彩なコンテンツに対応する作品配信サイトがnoteです。
コンテンツ投稿型のWEBサービスはいくつか存在しますが、その中でもダントツ急成長しているプラットフォームです。
2014年のサービス開始から6周年を迎え、月間アクティブユーザーは4,400万(2020年4月現在)を突破し、今後ますます大きな「コンテンツの街」となっていくでしょう。
この記事では、まだnoteになじみのない人のためにnoteの特徴と活躍中のクリエイターをまとめてみました。
noteの特徴1:プロ・アマ不問
投稿を見るとエッセイ、ブログ、ハウツー教材、企業サイト、漫画掲載、イラスト掲載、写真投稿、動画投稿などなど、多彩なコンテンツ感です。
そして、プロの小説家やライターが作品を投稿することもあります。
以前に話題となったのが、芥川賞作家である平野啓一郎さんの作品「マチネの終わりに」。
2019年11月に映画も公開され、福山雅治さんと石田ゆり子さんの共演が話題になった小説ですが、noteで公開されており無料で読むことができます。
「マチネの終わりに」はもともと毎日新聞の連載小説だったのですが10日遅れでnoteでも連載していました。
新聞掲載されていたときの挿絵も各話についています。
noteの特徴2:広告がない
サイトのデザインもすっきりしています。しかも広告表示も一切なし。
noteは「邪魔な広告でコンテンツに没頭できなくなってしまう」ことを嫌い、広告表示は行わないという徹底ぶり。
ですが、WEBサイト運営を事業化する場合「広告掲載で収益化していく」のが一般的です。
じゃあ、一体どうやって収益化しているのか気になりますよね。
noteの特徴3:有料販売機能
noteの最も大きな特徴と機能がこちら。投稿コンテンツの販売ができます。
有料マガジン設定をすれば、誰もが手軽にコンテンツのサブスクリプション販売ができます。
そして、noteは販売収益の一部を手数料として集めて、運営されているそうです。
これによって広告一切なしでの運営が可能になっているそう。
価格設定も細かく設定できるので、特徴的な価格設定を行っているクリエイターもいます。
その代表格がしいたけ.さんの占いマガジンです。
なんと、12星座ごとの星座占いを毎月配信しています。
こちらは各星座1つあたりのマガジン。月額500円です。
おまとめ12星座パックも月額980円で販売しており、家族で購読している方もいるそうです。
もう一人がWEBコミュニティサイト運営事業を行っているけんすうさんです。
基本的に「有益なものは無料」「無益なものは有料」としているそう。
独特ですね。
有料記事も増えてきましたが、ほとんどが無料記事ですので、note読み始めにおすすめです。
主にWEBビジネスについての記事を発信しており、20~30代の年齢層に人気です。
noteの特徴4:ランキングなし
作品投稿サイトではランキング機能があるのが一般的です。
しかし、ランキングシステムはサイトの規模が大きくなるほどデメリットも生みやすく、
①クリエイターが単に人気を得ることを目的化してしまう
②上位ランカーに追随するため、上位ランカーのコンテンツを模倣して創作
③投稿コンテンツが似たようなものばかりになり、多様性が失われてしまう
という流れになってしまいがちなんだとか。
こうした事態を避けるため、noteにはランキング機能がないそうです。
noteの特徴5:編集部がある
トップページにはランキングの代わりに「編集部のおすすめ」が表示されています。
AIによるコンテンツチェック機能と、編集者のマンパワーで良質なコンテンツを随時ピックアップしているそうです。
めちゃくちゃ手が込んでますね。
これにより変わり種のコンテンツにも、人気に火が付くチャンスがあります。
編集部のピックアップから、一躍有名インフルエンサーになったのが、大企業の会計士を務めるシバタナオキさんです。
さまざまな企業の決算報告書を読み、考察するという異色のコンテンツ「決算が読めるようになるノート」を展開しています。
なかなかマニアックなコンテンツ感です。
シバタナオキさんはnote黎明期から、編集者から注目されていた経緯もあり、株式会社note運営陣とのインタビュー記事もあります。
ということで、noteの特徴を5つと、代表的なクリエイターを紹介させていただきました。
まだあまりnoteになじみのない方にとって、noteを知るきっかけになれば幸いです。
自宅にこもらざるを得ない毎日が続いていますが、できるだけ楽しく過ごせるように、noteでお気に入りのコンテンツを見つけてみるのもいいかもしれませんね。
以上、♯こちら台東企画研究所の大塚でした。
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