葉を眺めて巡らせる心の旅「き/ざ/む グリーティングカード“Hagaki”」

こんにちは。#こちら台東企画研究所です。

突然ですが、みなさん植物というと花に目が行きますよね。

最近ではハーバリウムも大人気ですし、フラワーアーティストの方もよくメディアでお見かけします。

・・・ですが、あえて「葉」にデザインのフォーカスをあてた製品、「き/ざ/む グリーティングカード“Hagaki”」を今回は紹介します。

この製品は葉の葉脈を精細に切り抜き加工したもので、そのまわりに自然の風や水、季節の景色をイメージしたデザインを施しています。

使い方は特に定めていませんが、ご自分で部屋に飾っても、メッセージを書いて封筒に入れて送っても、心がほっこりするような、それでいてインパクトもあるカードになっています。

描かれている植物の葉と製作意図を知っていただくため、その特徴と薀蓄を書きます。




サクラの葉

国民行事にもなっている桜のお花見に象徴されるように、サクラは人生の節目を例えたり彩ったりします。サクラの花が咲きました~散りましたという話は頻繁に聞きます。しかし、花びらが散った後に芽吹いてくる葉にはあまり注目されません。木が生き生きと育つ季節はこれからはじまりだというのに・・・。

今回、「Hagaki」のベースとなるデザインといってもよい楕円形のサクラの葉を、精細な葉脈や、初夏の季節のみずみずしさで表現しました。

花だけでない樹木の良さをもっと知ってもらえたらうれしいです。


イチョウの葉

イチョウは火に強い、あるいは剪定に強いという性質から街路樹によく見かけられ、葉は紅葉時期には非常に鮮やかな黄色の輝きを放ちます。日本各地には、有名なイチョウ並木や大銀杏が存在しており、この木もまた日本人には非常に馴染みのある木です。

木材としても優秀で、イチョウで出来たまな板はたいへん高級で、碁盤や将棋盤にも使われるとか。

イチョウの呼び名は、葉が鴨の水掻きに似ているから、中国で「鴨脚」を「イチャオ」「ヤチャオ」と発音することが由来とされているそうです。ふだん、イチョウの葉をまじまじと見る方も少ないと思いますが、これからの季節、落葉した葉を手に取ってみて名前の由来のことを考えてみると、少し違った見え方がしてくるかもしれませんね。





カエデの葉

カエデの名前の由来は、葉の形がカエルの手に似ているということから、「カエルデ」と呼ばれていたとのこと。木材や園芸にもよく用いられ、人々になじみの深い木です。

今回のデザインに使用しているカエデは、「ハウチワカエデ」という種類で、漢字で「羽団扇楓」と書く通り、葉が団扇のようにやや丸みのある形をしています。

言うまでもなく美しい紅葉を見せますか、今回のデザインには、紅葉の山々の情景が映るような様々な色を滲ませています。




ノイバラの葉

ノイバラは、日本では北海道、本州、四国、九州に分布しており、葉は卵の形で細かい鋸歯があります。茎には多くのトゲを持っており、萌芽も旺盛なので、川辺などで人に絡まったりするシーンもあり、嫌われることもあります。

ノイバラは、古い呼び名で「うまら」と呼ばれ万葉集にも登場します。

 道の辺(へ)の、茨(うまら)のうれに、延(は)ほ豆の、からまる君(きみ)を、はかれか行かむ

755年(天平勝宝7年)に、防人として選ばれた人物が、連れ添う人との別れのつらさを詠んだ歌で、道端にある茨に絡みつく豆の「うまら」のように、私にまとわりついて離れまいとする君をおいて別れゆく~という少し悲しい内容になっています。

しかし、バラの特徴でしょうか、初夏に白い可憐な花を多く咲かせます。植物界のツンデレですね。



こうして描かれたデザインと同時に、植物のことも考えてみると、ふるさとの景色のこと、観光地のこと、日常通る道で見過ごしていること、昔の人々の生活のこと・・・いろいろな発想が浮かんでくるかもしれませんね。そんな心の旅までもアシストできる製品になるとうれしい限りです。

これを応用して、商品やギフトの添え状としてのメッセージカードや、年末年始のご挨拶用の名刺等に使ってみたいという方など、ぜひご相談ください。