インタビューは謎解きのあとで|サニサニーピクニック店長 ふーちャんに迫る

こんにちは。#こちら台東企画研究所のTOKKOです。

今回は、以前ご紹介した謎解きができるカフェ「サニサニーピクニック」さんの店長であるふーちャんこと小栗太さんに、それはもうズカズカとお話を伺っていたので、その内容をご紹介します。

ちなみに前回の謎解きレビュー記事はこちらからどうぞ。

▲カフェ「サニサニーピクニック」の外観


――謎解きカフェを始めたきっかけはなんですか?

もともとイベント会社を経営していたんです。自分たちのイベント会場を作って、牢獄から脱獄する「脱獄ゲーム」というのをやっていたんですけど、延べ1万人以上の人が来るほど大ヒットしたんです。それからいろいろな法人のお仕事をいただくようになって、テレビ番組の謎解きを監修したり、大きなテーマパークやホテルの謎解きイベントをやったり、本も出しましたね。

「そんな会社がカフェを作ったら面白いんじゃないか」ということで、2015年6月にこのカフェを作りました。でも、なかなか軌道に乗らなくて、カフェを辞めようかって話も出たんですけど、僕は「辞めたくないな」と思って、2016年1月に会社を辞めて、改めてカフェを始めたんです。

▲芝生の敷かれたカフェの2階


――Webページに「謎解き作ります」とありますが、今現在、依頼はどのくらい来るんですか?

月に5件くらいです。企業とか、個人の結婚式とか、過疎化した商店街を復興したいとか。個人レベルの小規模なものも含めるともっとありますね。

謎解きに限らず、忘年会で面白いことがしたい!とかもあります。ツイッターのフォロワーを増やしたいというのもあって、3,000人増やしましたよ(笑)


――そういった依頼はどうやって入ってくるんですか?

このお店自体が広告塔なんです。土日のこの辺りは人が全然いないんで、人がいっぱい来ると目立つんですよね。それで、「このお店ってなんでこんなに人がいるんだろう?」って思わせるのが経営戦略。コーヒー一杯400円という価格設定や土日のイベント開催は、人が集まる場所にすることを目的としてるんです。それで、企業の担当者が来て、イベントを体験したあとにお話をすることが多いですかね。


――たしかに「この立地でこの価格設定はやっていけるのか?」と思いました。

常連になると半額になりますからね(笑)何人かいるんですよ。常連というか、もう半分スタッフみたいなもので、イベントの手伝いにも来てくれるんです。

僕、お店をやるまで全然気が付かなかったんですけど、世の中すごく麻痺してると思っていて、「サービス料を払っているんだから当たり前だろ」みたいな、お店の扱い方が雑だなって。僕は、サービスって、お友達に対して全然無料でできるんですよ。それが普通で、そこにお金が発生するのは悲しいなって。なんかこう、人間の温かいものを伝えられるお店が増えたらいいなって。

「イベントで集客しませんか?」ってところにも、そういう気持ちをちゃんと入れたいなと思って、ホームページにも新しく「集客に謎解き」っていうページを作ったんですよ。

▲さっそくページを見せてくれようとするふーちャん


謎解きってだいたい価格が高いんですよね。でも、僕がやっているスタイルは、初期投資なしの成果報酬型で、小さい個人店でも導入できる。大きい会社とかなら予算を教えてもらって、「その中でこんなことができますよ」っていう企画書を作る。これがすごく気軽で。

ほとんどのイベント会社って「導入すれば集客できますよ」って言うんですけど、僕はそれよりも「目の前の人を笑顔にすることができます」と営業しているんです。どうせなら、いっぱい人が来るよりも、目の前にいる人がもう一回来てくれる方が嬉しいんじゃないかなって思うんですよ。


――謎解きに限らず、イベント関係の仕事をもっと増やしていく予定なんですか?

そうですね。謎解き以外だと、新しいスポーツを作るとか、それぞれの団体の持つ得意分野のものをもっと楽しくするとか。たとえば、サバゲーが得意な会社であれば、それに+αして、何か面白いイベントを作るとかやってますね。

僕は、0から1を作り出したことは一度もないんですけど、数ある中の突拍子もないところからピックアップする能力があって、それが僕の作品になっているんです。

このお店でもいろんなイベントをしてますしね。去年の夏くらいからやってるんですけど、黒板に毎月カレンダーを書いて、空いているところに思いついたイベントを書いていくっていうのがすごく楽しいんですよね。コーヒー豆まきとかカフェ運動会とか、わりと展開していけそうなものもあって、ぜひ参加してほしいです。

▲黒板に書かれたカレンダー


――実は当社でもイベント関係の協力や企画の提案を求められることがあるので、お力をお借りできる機会があれば、ぜひ!

じゃあ、その時は企画書の一つにでも入れてもらって、「社長殺人事件」どうですか?みたいな(笑)実際このイベントはやったことがありますよ。もちろん通らない企画書もありますけど、それもすごく大事なんですよね。絶対通らないだろうっていう企画書を作ると、すごく場が和んだり、盛り上がる。でも、そういうのがたまに通っちゃったりするから、また面白いんですよね。

▲ふーちャんこだわりの飲み物メニュー。ごちそうさまでした!



■取材を終えて

実は現場監督から児童館職員を経てイベント会社を始めたという異色の経歴を持つふーちャん。「人間考えると失敗することをイメージしてやらないことが多いから、時にはとにかくやってみることも大事」という言葉が、私には痛かったです……汗

また、取材日は定休日だったんですが、快くお店を開けてくださったことからも、取材中の言動からも、「人と人とのふれあい」を大事にされていることが伝わってきました。

きっと、その人柄+ひらめき・選択力・おもいきりの良さ等々から、お客さんを喜ばせる数々のアイデアが生まれているんですね!

ちなみにトレードマークのアフロヘアーは、数年前のとあるイベントのためにヘアチェンジして以降、楽しくて(?)そのままなんだそうです(笑)

皆さんもぜひお店に足を運んでみてください。きっと素敵な人やアイデアとの出会いが待っているはずですよ~^^



■店舗情報

サニサニーピクニック

・所在地 東京都中央区日本橋室町1-12-5

(東京メトロ銀座線「三越前駅」から徒歩3分ほど)

・電話 03-6873-5772

・営業時間 平日12:00~19:00/土日祝日11:00~21:00

・定休日 毎週火曜日

・HP https://picnic482.wixsite.com/sunnysunnypicnic

※記事掲載当時の情報です。